ヒールの革を、ペットのイヌがかじっちゃったのですが、直りますか?


全て可能とはいえませんが、今回のご依頼品、革巻きヒール、は直せました。
階段で引っかけてキズついてしまう、なんてケースもが多いです。
いったん、ヒールを靴本体から取り外して、革を巻き直して取り付けます。
この場合は黒エナメルでしたので比較的早くお渡しできますが、ベージュとか紺とか・・、黒以外の色はお時間がかかってしまいます。色合いの違いがありますから、その誤差を最小にするためにも修理用革パーツを吟味しなくてはならないのです。予めご了承ください。
また、ヒールリフト(先端の部分)も取り替えとなります、手順都合上外さなくてはならないので。
でも、ワンちゃんはかじっちゃうんですよね〜。“被害報告”多数です・・。
これ、修理できますか?
(カカトがボロボロ崩れた/底割れた)

修理できますか?」と、お客様がお持ちになった靴、典型的な“ウレタン底(ソール)”でした。
※ウレタンソールについては靴学のページをご覧ください。
当店では、残念ながら手に負えません。メーカーさんによっては修理可能な場合もあるので(でも、ごく一部です)その時は送って見てもらいます。
期間は4週間前後。お値段はメーカーさんによって違います。
当店ではこのケースは“メンズフォーマル”が一番多いです。しばらく履いてない靴は底をギュッと曲げたりしてチェック、ヒビ・欠けは即レッドカード。
カビが生えちゃったのですが、なんとかなりますか?
彩革の匠・安富氏から私が教わって、実際に行っている方法です。
※以下はスムース革(通常のつるつるした革)専用。ただし、革の種類・仕上げ方によっては色落ちしやすいものがあるので、心配ならばご相談ください。
1,表面のカビを落とすため、乾拭き。この拭いたモノ(雑巾など)は処分です。ついでに靴が入っていた箱もカビ菌だらけなので処分。
2,革用除菌消臭スプレーを靴の内外に吹きかけます。あまり近くからのスプレーはNG。場合によっては色落ちの可能性もあるので目立たない部分でテストしてください。
3,約1週間ぐらいそのまま置いておきます。
4,水で濡らし、固く絞った雑巾・タオル等で靴全体をまんべんなく拭きます。(そう、水拭きしてください)落ち切れてない汚れはクリーナー等を使います。
5,後は通常のシューケアをして完了。
スェードなど起毛革も基本的には同じです。
カビの根っこが革の繊維の中までのびてしまうと、対処不可!だそうです、残念ながら・・。