−靴学−

・ワラビー
・チャッカーブーツ
・モカシン
・サブリナ・シューズ
・ヒール、このカカトの高いモノは??
・ウレタンソール
・ファーストシューズ
・靴選びのチェックポイント
・パンプス[pump]

ワラビー

足首くらいの丈のカジュアルスタイルのブーツ。カタチに特徴があります。ヒモ(そう、ヒモがなくてはなりません)を通す“羽根”の部分とまんなかの“タン”がつながっています。すっぽり足を入れる袋の履き口をヒモで押さえるような感じ。このカタチじゃないとワラビーとはいいません。(たぶん・・)
実はコレ、イギリスは『クラークス』が元祖。モカシンで、ソールはクレープ底です。
今では、それを真似たカタチまでひっくるめて呼んでいます。同じように『クラークス』元祖のモノに“デザートブーツ”があります。(こちらはチャッカーブーツ)
※イラストはエフワークス刊『新 靴の商品知識』より

チャッカーブーツ

こちらも足首くらいの丈のブーツ。こちらはトラッド・カジュアル両スタイルあります。“タン”を外から覆うように被さる羽根(外羽根式)にヒモを通す穴(鳩目:ハトメ)が片側2個くらいあいているカタチ、のことを指します。デザインアレンジも多いようです。
このカタチで『クラークス』カジュアルスタイルものの代表的な商標名が“デザートブーツ”です。
※イラストはエフワークス刊『新 靴の商品知識』より

モカシン

1枚のシート(革)の上に足を置いて、すっぽり包んでみましょう。・・歪みが出て包みにくいので、足の甲の部分だけ取り除いて違う革をあてて縫いつけると・・、これが“モカシン”というカタチです。
“靴”の起源(ルーツ)とされています。文頭のたとえのように、シンプルな構造です。柔らかくて、履き慣らしがいらないくらい足馴染みがよいのが特徴です。

サブリナ・シューズ

今シーズンの動向では1940〜60年代の女優ファッションにインスパイア・・という話題が多かったのですが、まさにそれ。
映画『麗しのサブリナ』(1954年)でオードリー・ヘップバーンがはいていた靴が“元ネタ”。
ペッタンコヒールのパンプス(甲がモカシンタイプ)は、ほとんどこう呼んでいます。・・おなじみのカタチですよね??
女優さんファッションではないのですが、同じく映画から発した呼び方で(業界では)ポピュラーなのが“ベンハー”サンダル。
チャールトン・ヘストン主演の映画『ベン・ハー』ですね。トングタイプの革サンダル(で、劇中のローマ時代のようなデザイン)を指します。

ヒール、このカカトの高いモノは??

“チョピン”エフワークス『靴の商品知識』より
この“ヒール:heel”、起源は、騎馬民族の靴・16世紀のベネチアから流行った“チョピン”なる高下駄・・などあるようですが、“背を高く、脚を長くみせる”“胸を張った堂々とした姿勢ができる”などで17世紀頃の欧州宮廷ファッションの中で好んで使われ、広がったそうです。
ホントに装飾的な意味から来ているのですね。
映画“マリー・アントワネット”の中でもため息の出るようなステキなヒール靴がたくさん出てきますね。(スィーツも!!)
もちろん、この時代のスタイルですから、男性も愛用。ルイ14世の肖像画には大きなバックルの付いた赤いヒール靴が描かれているようです。
女性のものになったのは20世紀に入ってから、脚を露出するファッションが出てきてから、なのだそう。
※この項は、エフワークス『新靴の商品知識』・シューフィル『百靴辞典』を参考にまとめたものです。
蛇足ながら、『百靴辞典』、靴好きの方なら必携。存分に楽しめます!・・断言。

ウレタンソール

ウレタンソールは、その原料により“ポリエステル系”と“ポリエーテル系”に大別されます。
軽い・減りにくい・油に強い、の特徴があり、フォーマル/カジュアル問わず広く使われている素材です。
欠点は靴が作られてから年数が経つと、未使用でも、まるでカラカラになったカステラ(?)のごとく割れます(崩れます)
特に“ポリエステル系”はこの経年変化は避けられないようです。
高温多湿条件だと、その年数も早くなります。“げた箱”に入れっぱなしでカビ生えた・・は本当によくないのです。
最近のものは研究・開発され、かなり割れにくいものになっています。
・・“ポリエーテル系”の方が割れにくいのですが、見た目では判りません・・(>_<)

ファーストシューズ

柔らかな革製です
まず、和製英語だそうです。“ファーストステッパーズ[first steppers]”と呼ぶのだそうです。
赤ちゃんが、初めて履く靴。足の保護・保温の役目。“つかまり立っち”の時期に“靴に慣れる”意味合いも大きい、ように思いました。
柔らかく足を包み込む素材・カタチのものを指します。
でも、最初は違和感あるのか嫌がるみたいですね。まぁ、明らかにソックスとは違うし・・。
慣れちゃえばニコニコ、よちよち・・!
ウレシイ瞬間ですね。

靴選びのチェックポイント

ポイントとなる場所
まずは、靴を選ぶときのチェックポイントです。
文章にするとかなり面倒そうですが、靴に足を入れたときには、直感的にかなりの部分をチェックできるはず。
靴のサイズ表記などは、あくまで参考値です。
“足からくる不健康”に陥らないために、必ず試し履きをしてチェックしてくださいね。。

☆つま先のゆとり
目一杯つまるものは絶対NG(空きすぎてもダメです・・、もっとも、最近の“ロングノーズ”は空きますよね・・)
第1趾(手でいう“親指”)の爪が浮き出るのはNG
・・爪の変色って、なかなか回復しないようです。気をつけましょう。

☆足指の関節部分に圧迫がないか?
最近はデザイン上、つま先が薄いものがあります。また、大きい靴では、カカトが抜けないように指に力を入れて踏ん張るため、指が曲がります。小さい靴では、もちろん、指が浮き出ます・・。 (ハンマートゥと言って、骨の変形につながる恐れもあります)

☆足指の一番大きい関節部分と靴の幅のいちばん広い部分が合うか?
靴にきつく締められて指が全く動かないものはNG、だからといって、この部分がガサガサだと絶対にフィットしません。
ヒール靴の場合、足と靴のこの部分にズレがあると、靴の外見(土踏まず部)に“シワ”が出たり、くつの履き口が広がって閉じないことが多いです。

☆足の甲の部分が靴のラインとぴったり一致するか?(上の項とも関連あり)
くい込まず、すき間が空かないか?

☆土踏まず部分はフィットしているか?

☆くるぶしに靴が当たるのは要調整

☆靴のカカト部分の上方が足にくい込まないか?靴のカカト部分と足の踵のカーブが合っているか?靴のカカト部分が足をちょうどよく包みこむか?大きくすき間が空かないか?

以上は最低限のポイントです。
お持ちの靴も、もう1度チェックしていただくことをオススメします。
足のカタチ・靴のカタチ・・それぞれ一定ではないですからね。
(そうそう、その時に靴底の減り具合も見てください。カカトなど減りすぎて斜めになっていたら要対処、
ナナメに傾いた台の上に乗っているようなものです。素足の時よりも、足の変形を早めることになりかねませんよ・・)

パンプス[pump]

ミドルヒールパンプス
Tストラップパンプス オペラパンプス
・・ときいて、真っ先にヒール靴を思い浮かべることと思いますが、本来的な意味は
『トップラインが浅く(ということは、履き口が広い、の意味)ヒモや留め金具などが付いていない靴』だそうです。だから、女性用とも限定していません。
現に、メンズでも、ソシアルスタイルの靴で“オペラパンプス”と呼ぶカタチがあります。(大抵はエナメルで、リボン飾りがある)
でも日本では、女性用のヒール靴の総称のような意味合いで使われることが多いようです。
また、複数形で呼称するのが一般的。
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